2025年日本国際博覧会協会(万博協会)は、万博会場の設計などに関するアイデアの公募を開始した。対象は単独法人、コンソーシアムなど企業団体、産学連携などで、提案書は20年1月31日まで受け付ける。同協会では、ここで出されたアイデアを、20年秋に策定する予定の基本計画に反映する方針だ。
提案テーマは▽会場設計(会場建設・BIM/CIM、運営シミュレーション、天候対策、防災・減災など)▽環境・エネルギー(エネルギーマネジメント、再生可能エネルギー、廃棄物、リサイクルなど)▽会場内エンターテインメント(VR/AR、映像、AI/ロボットなど)▽情報通信・データ(5Gなど次世代通信、サイバーセキュリティー、ユニバーサルデザインなど)▽移動・モビリティ(会場内外移動の最適化、パーソナルモビリティなど)―など。
同協会では、万博会場設計などに関する有識者会議「People‘s LivingLab(PLL)」を設置し、19年度内に計5回(第1回会議は開催済み)の開催を予定している。出されたアイデアは同会議で議論を詰めていく考えだ。有識者のメンバーは、金出武雄氏(カーネギーメロン大学)、豊田啓介氏(建築家)、竹林一氏(京都大学)など。
提供:建通新聞社