日本建設業連合会北陸支部(支部長・芦田徹也鹿島執行役員北陸支店長)は11月29日、19年度労働災害防止安全推進大会を新潟市中央区で開き、約90人の出席者は安全意識の高揚を図るとともに、安全で魅力ある産業へまい進することを誓った。
会に先立ち、荒明正紀(福田組代表取締役社長)安全環境対策委員長が「何よりも人命尊重を最優先に安全確保が最も大切」と強く呼び掛けた。引き続き、芦田支部長は週休2日や生産性向上、建設キャリアアップシステムなどに振れながら「不退転の覚悟で処遇改善、就労環境の改善に努め、働き方改革を推進することで担い手確保の道筋を付けていく。労働災害ゼロを目指し、一人ひとりが安心・安全の意識と実践が求められる」と決意を新たにし、安心して入職できる環境整備に注力するとした。来賓からは北陸地方整備局の吉岡幹夫局長、新潟県都市局の大坂剛局長、JR東日本上信越工事事務所の熊倉秀夫所長らが出席。
続いて、優良工事として「東亜薬品西本郷工場試験管理棟建設プロジェクト」の鹿島北陸支店が表彰された。その後、出席者一同は「一緒に働くすべての人が健康で快適に働ける、安心・安全な職場環境の実現を目指していく」などと力強く安全の誓いを唱和した。
また、安全活動事例発表では、北陸新幹線、梯川橋りょう他工事の中谷真也副所長(鉄建・りんかい日産建設・北都組・高田組JV)が登壇し、「所長の熱い思いを込めた安全の見える化で作業所全体のレベルアップ」と題し、高架橋現場における安全の見える安全管理の取組みを紹介した。