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北陸工業新聞社
2019/11/29

【福井】書類の簡素化を軸に座談/県土木部と技士会魅力的な現場へ協力共同/来年2月に2回目開催 

 福井県と県土木施工管理技士会(関剛摩会長)の令和元年度の意見交換会が27日開かれ、働き方改革の徹底へ、提出書類の簡素化を議題の軸に、双方で現状課題から、解決方策などまで率直に話し合った。会場は、越前市塚町の武生商工会館。
 県から、土木部土木管理課2人、会計局工事検査課3人。一方、技士会側は21人と事務局4人が参加し、ロの字に対面。
 両者による会合は16回目(年1回)を迎え、初試みの座談で趣向変え。関会長は冒頭挨拶中「ざっくばらん、かつ自由で積極的な発言を」と促し、来年2月ごろに2回目も予定し、今内容に検証を加え一層実効性を高めたいとした。工事検査課の長谷川義則課長も「受発注者が同じテーブルで、働きやすい職場づくりへ向ける貴重な場。担い手確保は官民問わず喫緊の課題。書類の簡素化が今回の一丁目一番地」と建設的な議論を期待。座長は、技士会の企画広報委員長の山崎忠夫氏(坂川建設)が務めた=写真。
 まず県から、働き方改革の環境整備と、働き方改革及び週休2日にかかる工事成績評定に関して情報提供。座談では、事前に交わす意見や要望に即し、県側が回答。会員も施工計画や新提案、工事検査などのテーマごとに切実な現場の声を届け、現状認識を共有した。

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