坂井市は27日、「三国学校給食センター」の竣工式典を、三国町楽円の現地で開催した。坂本憲男市長や県議会議員、市議会議員、工事関係者ら約60人が出席する中、健やかな成長と食育の心を育む新たな施設の完成を盛大に祝った。
式典では坂本市長が「調理作業を見学できる研修室を設けたことで、生きた教材による食育学習ができる。また、幼保園の0歳児に合わせた離乳食から、園児、小中学校の児童・生徒まで、成長に合わせた給食を提供することが可能。今後も地域の食材を生かした給食を通じ、次世代を担う子どもたちの健やかな成長と食育の心を育みたい」とあいさつした。
その後、工事関係者が紹介され、出席者から感謝の大きな拍手が送られた。続いて、テープカットも行われた。式典後はセンター内を開放し、出席者は最新の調理設備を熱心な様子で見学した。
同センターの建設規模はS造2階建て延べ2952・29平方メートル。文部科学省の「学校給食衛生管理基準」や厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」に対応した衛生管理ができる施設で、20年4月からの稼働を予定する。設計は木下設計。施工は建築を三越建設工業・クラップJV、電気設備を三崎屋電工・石谷電機JV、機械設備を三和商会・山田設備JV、厨房設備を中西製作所がそれぞれ担当した。