大阪府立病院機構は、「大阪はびきの医療センター実施設計・施工一括発注方式業務委託」の総合評価一般競争入札を実施。竹中工務店大阪本店が138億8000万円で落札した。予定価格は138億8375万円だった。新病院の規模は3万3000平方b超となり、業務内容には既存施設の解体設計・工事も含む。契約期間は2022年12月27日まで。
入札には同社の他、戸田建設大阪支店、大林組・内藤建築事務所JV、清水建設関西支店(辞退)、大成建設関西支店(〃)が参加していた。
建設計画では、敷地東側にある研究棟を解体し、跡地に新病院を建設する。西側にある管理診療棟や南側の病棟については、不要部分の解体、残置部分の改修などを検討している。
昨年公表した基本設計概要によると、施設は6階建てで、免震構造を採用する。感染エリアと一般エリアを完全分離する階層構成とし、2階に外来部門を集約した「ワンフロア外来」を整備する。3階は手術・ICU・HCUと管理フロア、4〜5階には8看護単位が連携するスタッフコモンズを設置する。また、6階には石曳池が展望できるレストランなどを配置する。
新病院の延べ床面積は、外来部門2575平方b、病棟部門7926平方b、診療部門4641平方b、その他1万8319平方bの計3万3461平方b。建設地は羽曳野市はびきの3ノ7ノ1。
基本設計は山下設計関西支社(大阪市中央区)が担当。
解体や改修が見込まれる既存施設は▽研究棟(鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万4822平方b)▽管理診療棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ1万2244平方b)▽放射線治療棟(同造2階建て延べ402平方b)―など。
提供:建通新聞社