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鹿児島建設新聞
2019/11/26

【鹿児島】鹿児島駅周辺 来年度に駅前広場/停留場上屋は年度内

 鹿児島市は、鹿児島駅周辺整備を進めている。2019年度に新駅舎が完成するため、20年度は駅前広場と交通広場の整備に移るほか、自由通路の完成を目指す。交通局では停留場上屋を第4四半期に一般競争入札で発注する。全体の完成は21年度を見込む。
 駅前広場は、交通結節機能の強化と利用者の利便性の向上を図るため、バス・タクシー・一般乗降場や歩行者用上屋、照明灯、案内板、駐輪場などを整備。面積は約1万uで、施行期間は22年3月31日まで。
 自由通路は、鉄道による地域分断解消、西側市街地から鹿児島駅へのアクセス改善、地区の回遊性向上などを図るため、駅前広場(東側)と新たに整備する西側の交通広場(上本町磯線)をつなぐ歩行者専用道路(L約103m、W3m)を設置する。施行期間は21年3月31日まで。
 上本町磯線は、歩道幅員が狭あいで離合が困難な歩道拡幅や交通広場の新設を行うほか、信号交差点に右折レーンを整備する。総延長約710mのうち約250mが完了。幅員は標準部12.5m(2車線)、交差点部15m(3車線)となっている。
 交通局が行う停留場上屋の整備は、工期に約10カ月を見込み、上屋の解体も含む。新設する建物規模は558u。
 また、駅前に立地する鹿児島観光ビルは、一体的な再開発の事業化に向け検討を開始。ビル管理組合とJR九州などが既存建物調査に関する覚書きを締結。事業手法は、マンションの建て替え等の円滑化に関する法律に基づく再開発とし、同市では初めての取り組みを始めた。

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