日本工業経済新聞社(群馬)
2019/11/25
【群馬】利根沼田テクノアカデミーが多能工育成コースの説明会を実施
利根沼田テクノアカデミー(桑原敏彦校長)は21日、多能工育成コースの説明会および見学会を開催した。日鉄日新製鋼株式会社と同校が商品開発を行った外壁パネル施工コースで18日〜22日までの5日間の日程で7名が受講をした。
桑原校長は「多能工の取り組みは口で言うのは簡単なもののなかなか取り組むことが難しい。メーカー様との協力が不可欠だと感じているので今後もご協力いただきたい」とあいさつした。
来賓には国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課の堀口岳史建設市場整備企画官が「建設業界で働く労働者の減少が進んでいる中でも、品質の確保が求められる。今後もさまざまなことに取り組んでもらいたい」と述べ、一般財団法人建設業振興基金の土井直樹地域連携ネットワーク担当部長が「研修の内容を生かしてもらえたらありがたい。今後も広い分野で多能工が導入されることを期待したい」とあいさつした。
説明会では多能工化による取り組みや商品開発の過程などを解説。同校の菅原直樹理事は「誰でもできるをコンセプトに商品開発を進めた。施工効率が上がり、ワンストップで工事を進めることは大きな利点となると思う」などと話した。