三大都市圏と結ばれる首都圏南西部の交流ゲートへ―。JR東海は22日、「中央新幹線神奈川県駅(仮称)新設」の安全祈願・起工式を行った。
リニア中央新幹線の中間駅として最初の起工式。新駅は橋本駅南口、相原高校跡地などの地下に設置、工事は開削で行う。延長は約1`、最大幅約50b、深さ約30bの大規模地下構造物で、ホームは2面、線路は4線。施工は奥村組・東急建設・京王建設JV、工期は2027年3月31日まで。
起工式で金子慎社長は、「東海道新幹線の開業は日本経済に大きなインパクトを与えた。中央新幹線はそれに匹敵する影響を持つ可能性があると大きな期待があり、責任もある。着実に進めていきたい」とあいさつ。
来賓の黒岩祐治神奈川県知事は「リニア中央新幹線は国土強靱(きょうじん)化のためにも重要な役割を担っており、早期の開通を期待したい」、本村賢太郎相模原市長は「新たな日本の大動脈として、国土の新しい形成につながる。関係者と連携し、まちづくりを進めたい」と祝辞を述べた。
提供:建通新聞社