一般社団法人滋賀県建設業協会の若手で組織するリクルートキャラバンは21日、国立舞鶴工業高等専門学校を訪れ、建設システム工学科で学ぶ県内出身の生徒との意見交換会を県土木交通部と連携して開催、将来の夢や職業観などざっくばらんに話し合った。
結成後、今回の同校での活動が初めて。
意見交換では2グループに分かれ、協会会員の次世代経営者として褐K原組の桑原勇人常務、鞄燗c組の内田種生取締役、田中シビルテック鰍フ田中和孝常務取締役が出席した生徒11名から「生の声」を聴いた。
最初に、趣味や特技などの自己紹介からスタートし、あらかじめ用意した災害対応、働き方改革、女性活躍など25のキーワードをもとに、建設業界に対するイメージや、進学、就職の進路を考えるうえで参考になったことなど幅広い話題で話し合っていた。
意見交換を終えて、桑原常務は「ほとんど県外就職希望だったが、将来は県に戻りたいという思いもあるようだ。ただ、想像していた以上に建設業のことを生徒たちは知らない。業界のPRの仕方を考えて、次は県内の学校を対象に活動していきたい」。
内田取締役は「学校からの紹介は大手企業ばかりで県内企業は無いとのこと。また、先輩も大手に就職しており、その先輩の情報が就職にあたって大きく影響している。県内企業も何か工夫していかないといけない」。
田中常務は「建設業のことを詳しく知らない生徒が多く、これからは業界の細かなことも含めていろいろと教えていきたい。滋賀県の魅力ももっと知ってもらいたい。今回は率直な意見を直接聴けたことがよかった」と話した。