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建通新聞社(神奈川)
2019/11/21

【神奈川】横浜市 主要下水ポンプ場再構築へ構想立案

 横浜市環境創造局は2019年度内に主要な下水道ポンプ場26カ所の再構築構想を立案する方針だ。「現位置」「移転」「統合」といった施設更新の進め方とそれに応じた幹線系統の再編・再構築の方向性を練り、スケジュールや概算費用なども具体化して20年度以降の施策展開に備える。外注した関連業務などを通じて検討作業を進めている。
 主要な下水道ポンプ場26カ所は汚水中継・雨水排水11カ所、雨水排水15カ所の内訳で、1964年3月〜2004年4月に運転を始めた。横浜駅周辺の浸水対策(20〜30年度)に関係する▽桜木(西区、汚水中継・雨水排水)▽保土ケ谷(保土ケ谷区、汚水中継・雨水排水)▽平沼(西区、雨水排水)▽楠(西区、雨水排水)―の4カ所や、戸塚駅周辺の浸水対策に絡む戸塚(戸塚区、汚水中継・雨水排水)と笠間(栄区、雨水排水)の2カ所などが含まれている。
 土地の制約などから「現位置」で再構築できない場合もあるため、他に用地を確保して「移転」させたり、複数箇所を「統合」したりすることも視野に施設更新の進め方を模索。併せてポンプ場に下水を導く幹線系統の再編・再構築案(バイパス管の整備など)を考えた上で、ポンプ場と幹線の再構築に関わる施工ステップ・事業年度・概算費用を具体化していく。
 ポンプ場がある水再生センターのエリアごとに整理して外注した業務5件や直営、浸水対策基本計画の検討を通じて作業中。これらの成果を基に、水再生センターの再構築や周辺の管渠整備なども考慮しながら、ポンプ場の再構築に取り組むことにしている。

提供:建通新聞社