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北陸工業新聞社
2019/11/20

【富山】3月に基本計画を策定/多目的武道館整備へ検討委/−県− 

 第1回富山県武道館機能を有する多目的施設整備基本計画検討委員会が19日、県庁で開かれ、候補地選定基準を整理し、20年3月に基本計画を策定する方針が示された。
 9月に健康・スポーツ環境充実検討会が「全天候型体育文化施設整備のあり方」をまとめたことを受け、施設の立地場所や整備計画、管理運営計画を具体的に検討していく。冒頭、石井隆一知事が「財政の健全性の確保にも留意しながら、計画をつくることが大切。知恵を結集し、夢や感動を発信できる施設にしたい」とあいさつ。スポーツや経済の関係者ら委員13人で構成し、会長に久和進北陸経済連合会長を選出した。
 検討会での議論を踏まえた施設の具体的内容は、主道場2000平方メートル程度、武道場2000平方メートル程度、観客席2000〜3000席を設け、延床面積が1万1000〜1万2000平方メートル、建設費が85〜95億円とした。基本計画は、▽施設のコンセプト▽役割▽整備の考え方▽事業費と整備スケジュール▽管理運営の考え方―の構成とする。候補地の選定基準には、県民利用や県外利用者、駐車場確保、面積、地域活性化効果などの項目を挙げた。
 今後は、候補地の評価・選定、基本計画素案の議論を行い、パブリックコメントを経て3月下旬の第4回会合で計画案を取りまとめる。

hokuriku