静岡県下田土木事務所は、下田港で検討しているプレジャーボート係留施設整備と運営管理のPFI事業((仮称)下田ボートパークPFI事業)について、サウンディング型市場調査を実施する。本年度から2カ年で検討を進め、PFI事業の実施可能性を探る。
民間事業者との対話による調査を12月18日〜19日に県下田土木事務所(下田市中531ノ1)で行うため、現在参加者を募集している。希望者は12月10日午後5時までにエントリシートなど(指定様式はホームページからダウンロード可)を提出する。
事業は、二級河川稲生沢川と下田港の河川港湾重複区域内に係留されているプレジャーボートなどに対して、PFI事業により放置艇係留施設などの建設と運営・維持管理を行うことで、「快適かつ適正な海洋空間」を創出するとともに、民間のノウハウを生かした付帯事業を実施し、みなとまちゾーンの「海洋レジャーの推進」と「人の賑わい創出」を図ることを目的としている。
今回の調査では、同事業に導入可能な民間機能や適切な事業手法について民間事業者からヒアリングで意見・提案を求め、PFI事業の条件整理とVFM(バリュー・フォー・マネー)算出の基礎資料とする。
新規係留施設整備の想定候補地は@鵜島防波堤(A地区)A旧下田ドック跡地(B地区)Bまどが浜海遊公園(C地区)C柿崎地区(D地区)D浄化センター(E地区)E作業基地(F地区)―の6カ所。想定候補地別の施設整備は以下の通り。
▽A地区―浮き桟橋3本、護岸130+25b、用地・道路25b×130b、防波堤嵩上げ130b▽B地区―浮き桟橋2本、南側護岸110+20b、北側護岸110b、用地(駐車場)110b、連絡路120b▽C地区―浮き桟橋2本、既設護岸改良80b、浚渫150b、防波堤140b
▽D地区―浮き桟橋3本、防波堤(護岸)150b、連絡施設90b、浚渫170b、護岸80+15b、用地(駐車場)80b、E地区―浮き桟橋3本、防波堤130b、護岸90+20b、用地(駐車場)90b、道路80b▽F地区―浮き桟橋2本、防波堤150b
サウンディング型市場調査の申し込み・問い合わせ先は静岡県下田土木事務所企画検査課 電話0558(24)2113。
提供:建通新聞社
(2019/11/20)
建通新聞社 静岡支社