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　豊橋市の「ほの国百貨店」（豊橋市駅前大通２ノ10）は11月15日、林恭吾社長が記者会見を開き、２０２０年３月15日に閉店することを公表した。
　店舗について林社長は、「耐震基準を満たしていないことから建て替えることになるだろう」と話し、同社は、百貨店としては営業を止めるが、法人として事業を継続することを示した。
　跡地利用について問われると、「駅に近く中心市街地であるので、再開発を中心に各方面と検討を行っている」と話した。一方、土地の地権者が複数いることから、今後の事業について協議を進めていく考えで、「事業の概要が判明次第、公表する」とした。
　店舗の規模は、鉄筋コンクリート造地下３階地上10階建て延べ約２万７０００平方�bで、１９７４年に開業した。過年度に行った耐震診断で、震度６強以上の地震で倒壊する危険性が高いことが判明（ＩＳ値０・29）し、改修費用の調達が必要になっていた。また、設備の老朽化も進み、一部のエレベーターの使用を休止している状況だった。

提供：建通新聞社