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鹿児島建設新聞
2019/11/09

【鹿児島】志布志市優良賃貸住宅(24戸)/来月にもプロポ要項

 志布志市は7日、PFI事業で計画している地域優良賃貸住宅整備を特定事業に選定した。これにより、公募型プロポーザルによる募集要項等を12月にも公表する見通し。整備戸数は24戸程度と想定し、BTO方式を採用する。
 事業は、PFIの活用で民間ノウハウによる質の高いサービスを導入し、子育て世代を中心とした中堅所得者向け住宅を志布志町の市道香月線沿線地区に整備する計画。民間事業者が設計、建設等を行ったあと、市に所有権を移しつつ、引き続き事業者が維持管理・運営を実施するBTO方式を採用し、事業期間は51年3月31日までを想定している。
 今後は、20年2月にも参加表明書を受け付け、企画提案やプレゼンテーションを経たあと、5月上旬に優先交渉権者を決定。同月下旬には仮契約を結び、議会の議決を得て6月の契約締結、21年3月上旬の完成を目指す。
 応募者は、設計・工事監理・建設・維持管理・運営等の各企業で構成するグループであることが条件。同市に本店・本社・主要な営業所(支店等)を持つ企業がグループに構成企業・協力企業として参加している場合は、その企業数に応じ地域貢献点を加点する。
 構成企業のうち、設計は1級建築士事務所の登録、建設は建築一式の特定建設業の許可を受けていることが必須。両企業とも04年以降に類似する住宅の設計・建設実績を求めるほか、複数の資格要件を満たす者は、複数業務を実施することも可能となる。設計・建設企業は、単独または複数のいずれかでもよいが、複数の場合は、少なくとも1社は同資格要件を満たしている必要がある。
 計画地は志布志町安楽190−39。2950u(未確定)の敷地に24戸程度を整備し、間取りは3LDK(住戸専用面積約75u)を予定している。

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