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　環境省沖縄奄美自然環境事務所は、（仮称）奄美大島世界自然遺産管理拠点施設基本設計等委託を、簡易公募型競争入札方式（総合評価落札方式）による手続きを開始した。2020年度に実施設計、21年度の整備を予定。予定工事費は約４億5000万円（税込み）を見込む。
　建設予定地は奄美市住用のマングローブパーク（約8.8ha）内。建物規模は構造区分が可能な建築物で事務所棟１００�u、展示350�uを想定し、ＲＣ＋Ｗ造平屋建て450�u。建物は木質化を進め、屋根の形状は切妻、寄棟等の勾配屋根とする。管理運営には民間活力を導入する。
　設計条件には、既存展示施設の機能および予定地に隣接する道の駅施設の機能を生かした展示のシナリオとすることや、ビジターセンターにおけるＶＲ等を活用したデジタル展示の充実を図る。
　また、最新のデジタル技術（ＶＲ、ＡＲ等）を用いて利用者が国立公園内の自然・景観への興味や関心を効果的に引き出すことを求めている。
　業務委託へのスケジュールは、参加表明が５日、技術提案書は14日まで。開札は18日午前10時からで履行期間は20年３月31日まで。