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北陸工業新聞社
2019/11/14

【石川】“安らぎ、くつろぎの空間”/今出電気商会が新社屋/トーケンで地鎮祭/設計は五井建築研究所/「やる気と活気を支える建築」/小松 

 今出電気商会(小松市芦田町2―36、今出真稔代表取締役社長)は、「新社屋新築工事」を計画しており、トーケンに施工決定した。13日に関係者が出席し、建設予定地で地鎮祭が行われた。
 地鎮行事では、設計を担当する五井建築研究所の西川英治代表取締役が鎌入れ、今出社長が鍬入れ、施工を担当するトーケンの根上健正代表取締役社長が鋤入れを行った後、関係者が順に玉串を捧げ、工事の安全を祈願した。
 建設規模は、S造3階建て延べ944・07平方メートル。建設場所は同市古河町6番ほかで、敷地面積は2080・63平方メートル。完成は20年7月末を予定している。
 現社屋の老朽・狭あい化を受け、芦城中学校正門通り沿いにある同社の用地に移転するもの。外観はモノトーンのシックな色合いと素材感のある材料を使ったシンプルな構成で、2・3階は西日が差し込まないように傾斜窓を採用。これにより陰影が生まれ、ファサードの表情に変化を与えるという。
 一方、内部の用途は1階に資材倉庫と現場用具室、2階は事務所と管理諸室、3階は食堂・休憩室、会議室、設計室を備える。食堂・休憩スペースからは、白山を眺望することができる。内装について五井建築研究所では「木を活用した『安らぎ・くつろぎ』を感じる空間とし、社員たちのやる気と活気を支える建築を目指した」(喜多孝之専務取締役)としている。

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