国土交通省松山河川国道事務所は、供用している松山外環状道路インター線の国道11号までの延伸道路となるインター東線において井戸調査、地質調査、道路予備設計を実施する業者が決まり、今後、現地に入り各調査や設計を進めていくと発表した。また井門インターチェンジ(IC)以東の高架橋の予備設計についても業者選定作業を進めており、年内に決まるもよう。
井戸調査はダイヤコンサルタント四国支店(松山市)が水源調査・用途、利水経路調査。地質調査は愛媛建設コンサルタント(松山市)がボーリングによる地質調査。道路予備設計は芙蓉コンサルタント(松山市)が道路構造や幅員などの図面作製を実施する。期間は2020年3月31日まで。
インター東線は、供用している松山外環状道路インター線の井門ICから東に延伸するもので、国道33号を跨ぎ、松山市来住町の国道11号(愛媛生協病院付近)まで延伸する自動車専用道路。17年10月に都市計画変更を受け、18年4月から事業化されている。延長は2`で高架区間と盛土区間からなる。区間には新たに井門IC、北土居IC、来住ICが整備される。
事業主体は、自動車専用道路部と井門ICから北土居IC間の側道整備は国土交通省。北土居ICから東側の側道整備は松山市が久米241号線として整備する。
来年度以降に道路設計に基づいて関係者と設計内容を協議した上で、詳細設計や幅杭設置、境界立会、用地買収へと移行していくこととなる。
提供:建通新聞社