東大阪市は、閉校した旧三ノ瀬小学校などの跡地活用に向けてサウンディング型市場調査を実施し、「誘致の可能性を把握できた」と結果を公表した。市は今後、サウンディング結果を参考に、対象地に国有地が含まれていることなどを踏まえた上で関係機関と協議・調整を進め、跡地活用の方針や公募条件などを整理する。早ければ2020年度に事業者の募集もしくは土地の売却手続きに移る。
サウンディングには、建設関係や不動産関連をはじめスポーツ関係や小売り関係の事業者ら8事業者が参加。
参加者からは、▽Park―PFIによる開発・運営▽飲食施設やスポーツ施設などの複合的な整備▽スポーツ施設や温泉施設などの整備▽分譲マンションや一戸建て住宅の建設―などの提案が寄せられた。
対象の敷地は、東大阪市三ノ瀬1丁目に位置する旧三ノ瀬小学校(敷地面積約8746平方b)と三ノ瀬公園(同約1万4785平方b)を合わせた敷地面積約2万3531平方b。旧三ノ瀬小学校の敷地については、一部国有地(約3742平方b)が含まれている。
敷地周辺は幹線道路から近く大学も多数あり、近鉄布施駅から約650bの距離にあることから立地面の優位性が高いロケーションとなっている。
提供:建通新聞社