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　11月の公共建築月間のイベントとして10日、昨年12月に開院した新県立中央病院（鳥取市江津）の施設見学会が開かれた。普段立ち入ることができない、最先端の医療施設を60人余りの参加者が興味深く見学した。
　見学会ではまず、昨年度まで建設推進室の参事として病院建設に携わった隠樹正人県総務部営繕課長が主催者を代表して「公共建築に関心や愛着を持ってもらうため開催した」と見学会の趣旨や建物、工事概要について説明した。
　その後、３班に分かれて、エントランスホール、ヘリポート、６階のリハビリ施設、外来、３階のスタッフゾーン、免震層を県の担当者から説明を受けながら見学した。特に関心が高かったのは免震層や屋上に設置しているドクターヘリ（ポート）で、参加者の多くが「病院の施設や機能を見る機会は滅多にないので、参加して良かった」と話していた。

日刊建設工業新聞