トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2019/11/07

【神奈川】県教育局 歴博などの長寿命化計画を策定へ

神奈川県教育局は、歴史博物館や金沢文庫など社会教育施設6館(総延べ床面積約5万2000平方b)の長寿命化計画を策定する。今後、劣化状況などを把握した上で老朽化対策の実施時期やコストを算出する方針だ。これらの調査・検討業務は、かながわ土地建物保全協会(横浜市中区)が担い、2019年度末まで進めることになった。
 対象とするのは、▽金沢文庫本館棟・付属棟(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建てなど総延べ床面積2805平方b)▽近代美術館鎌倉別館(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ1599平方b)▽歴史博物館(石れんが造など、総延べ床面積1万0565平方b)▽生命の星・地球博物館(鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ1万9064平方b)▽文化遺産課収蔵センター北棟・中央棟・南棟・体育館棟(鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階建て延べ1万4111平方b)▽埋蔵文化財センター本館・保存庫(鉄筋コンクリート造、延べ床面積4032平方b)―の各施設。
 今回の委託業務ではまず、予備調査や現地調査、劣化診断を実施。これらの結果を踏まえて、老朽化対策の内容・実施時期や対策費用、ライフサイクルコストなどをまとめることになる。長寿命化対策工事に向けては、棟別、部位(設備)別の改修年次と概算費用を検討する。
 この他、建築から相当程度の年数が経過している施設があるため、設備の機能性向上、ユニバーサルデザイン対策も加味した改修計画を立案することにしている。

提供:建通新聞社