神奈川県福祉子どもみらい局は、「津久井やまゆり園芹が谷園舎(仮称)整備・維持管理事業」の事業者を三井ホームグループ(三井ホーム、瀬戸建設、佑企画設計、綜合サービス)に決めた。設計、施工、維持管理などを一括発注するDBM(デザイン・ビルド・メンテナンス)方式を採用し、総合評価で選定したもの。同グループは2021年12月まで設計・工事などを実施した後、37年3月31日まで維持管理を担う。
今回の総合評価には、▽三井ホームグループ▽大洋・田中・清光社グループ(大洋建設、田中建築事務所、清光社)▽松尾・桑波田・和興グループ(松尾工務店、桑波田建築設計、和興通商)▽戸田建設グループ(戸田建設横浜支店、ハリマビステム、綜合警備保障)▽大和リースグループ(大和リース横浜支店、大和ハウス工業横浜支社、奥野設計、大和ライフネクスト)―が参加。三井ホームグループは価格点で2番目、技術点で3番目の評価を得ていた。
事業予定地は、横浜市港南区芹が谷2ノ1236ノ1他の敷地1万1437平方b。用途地域は第1種住居地域で建ぺい率60%、容積率200%となっている。各施設の規模は、▽センター棟(2427平方b)▽居住棟(3606平方b)▽屋外倉庫(100平方b)▽渡り廊下(68平方b)▽歩廊(124平方b)―など。
アドバイザリー業務は長大(南関東支店、横浜市中区)で進めている。
なお、やまゆり園の再生に向けては千木良園舎(相模原市緑区千木良476)の新築・改修も行われる。居住棟1(鉄筋コンクリート造2階建て延べ2682平方b)や、渡り廊下1の新築などを内容とする第1工区工事は、渡辺組・見上工業特定JVが担う。
提供:建通新聞社