備前市は、「旧アルファビゼン」の再整備に向けた基本構想を策定するため、公募型プロポーザルで丸川建築設計事務所(岡山市北区)を特定した。
業務内容は施設跡地活用についての基本的な考え方や、事業スケジュールなどの跡地活用基本構想策定、敷地利用計画、平面・断面プラン作成、設計者選定にかかる仕様書案作成などで、納期は2020年3月31日まで。20年度に基本・実施設計が行えるレベルで基本構想を取りまとめる。
今回のプロポーザルでは、同所の跡地活用を実現する設計技術提案の他、市民や関係諸団体とのコラボレーション、「つなぐ」をテーマとした既存施設との連携や整備方法、コストに配慮した処分計画や各工法の比較などが具体的に提案され、ここを評価し同社を特定した。
旧アルファビゼンは、1984年築の施設で鉄筋コンクリート造(地下2階〜地上4階)、鉄骨造(5〜7階)で延べ床面積は3万3352平方b。集客の低迷に伴い2002年には主要テナントが撤退したことにより閉店に追い込まれ、05年に市が取得し現在に至っている。
「提供:建通新聞社」