建設新聞社
2019/11/11
【東北・宮城】石巻市が建築、展示に分け旧門脇小学校の震災遺構整備
宮城県石巻市は8日、旧門脇小学校震災遺構整備建築工事と展示工事を制限付き一般競争入札で公告した。参加申請は22日まで、入札は27日で建築が10時40分、展示が11時に行う。
参加資格は、建築が市内に本店、支店、営業所等を有する建築一式工事Aランクなどで予定価格は3億0710万円としている。展示は県内に本店、支店または営業所等を有する内装仕上工事950点以上などで予定価格は1億9600万円。
本工事は、東日本大震災で被災した石巻市門脇町4の103の2地内にある旧門脇小学校を震災遺構とするため教室棟、屋内運動場などの施設改修を行うもの。
主な工事内容は、建築が特別教室棟(RC造3階建て、延べ1749・85平方b)の内装改修、建具改修とEV棟の増築、屋内運動場(S造平屋建て、延べ1220・15平方b)の内装改修、建具改修と風除室の増築などを実施。このほか、S造3階建て、延べ397・99平方bの観察棟の新築、アスファルト舗装、階段スロープなどの外構工事なども行う。工期は2020年12月15日まで。
また、展示は総展示工事面積1246平方b(特別教室棟944平方b、屋内運動場296平方b、観察棟6平方b)で工事内容は展示造作・什器製作、造形・模型制作、映像音響システム、映像ソフト製作、グラフィック制作、電気照明設備、その他工事となる。工期は21年3月15日まで。
設計は語り継ぐ旧門脇小学校震災遺構調査・基本設計JV(代表=鈴木弘人設計事務所)が担当した。
提供:建設新聞社