ダイア建設新潟の及川浩代表取締役社長と食品スーパーを展開するマルイの清水辰雄代表取締役社長は8日、長岡市役所を訪れ、2月11日に閉店した旧イトーヨーカドー丸大長岡店の今後に利活用について磯田達伸市長に報告した。
それによると、マルイが同店(地上7階地下1階建て、店舗面積1万3000平方メートル)の地下1階に出店(売場面積約1200平方メートル)し、今後内装工事を進めて20年春のオープンを目指すと説明。1階から7階についても、数十の店舗と協議中で、同時期のオープンを目指す意向を示した。
及川社長は「建物が古いことから、将来的には再開発を検討しているが、ビル再生に向け地元住民から要望の強かった食品スーパーの誘致をいち早く進めた。今後は、バランス良くテナントを配置し、幅広い世代が楽しめるビルにしていきたい」と抱負を語った。マルイの清水社長は「地域の方々に喜んでもらえる店づくりを進めていく」と力を込め、磯田市長は「待ち望んでいたスーパーの出店が決まり、大変嬉しく思う」と話した。
同店の土地・建物はダイア建設新潟ら5社の企業グループが購入。構成企業はダイア建設と大和地所、中越興業のグループ企業2社、不動産業のフェイズの計5社。土地は5社共同、建物はダイア建設と大和地所の2社が所有権を持っている。