全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　富山商工会議所は、富山市に対する２０年度の施策や予算などの要望書をまとめ、８日に高木繁雄会頭らが市役所市長応接室を訪れ、森雅志市長に提出した。
　高木会頭は、小規模事業者に対する持続的な支援や創業・事業承継に向けた支援強化、女性の活躍支援などを要望。森市長は１８年度の税収が過去最高だったことに触れ「固定資産税と都市計画税が大幅に伸びている。地価の上昇や企業の設備投資の増加によるもので、今後も産業政策に力を入れていきたい」と意欲を示した。「若手技術者が集える空間ができないか」という森市長の構想について、高木会頭は「ぜひ進めてもらいたい」と歓迎した。
　新規要望事項には▽消費税率引き上げ後の小規模事業者に対する支援強化▽小規模事業者へのＨＡＣＣＰの導入支援▽大型商業施設の増床に伴う地域商店街への支援▽観光バス駐車場の確保▽富山市体験学習施設等利用助成事業補助金の拡充▽富山商工会議所運営補助金の継続・拡充―を盛り込んだ。
　この日は商工会議所から高木会頭のほか、翠田章男副会頭、山田岩男副会頭、品川祐一郎副会頭ら、市からは森市長のほかに大場一成商工労働部長らが出席した。