福井県は、19年度当初予算で総額19億円の継続費を設定した、池田町白粟における国道476号白粟バイパスで計画する「白粟トンネル(仮称)」について、20年の2月定例議会に工事請負承認を諮る方針だ。早々の入札公告が有力。
このバイパスは足羽川ダム建設に伴う地域振興策の一環。当該区間は屈曲した狭隘区間で、近隣には迂回路の道路もなく、事故や災害が発生すると交通が断絶されることから、バイパスを新設し、安全かつ円滑な交通の確保を図るのが狙い。
18年度に新規事業化しており、全体事業費は27億円(うち用地および補償費1000万円)。バイパスの計画延長は928メートル(幅員9メートル、2車線)で、起点、終点とも池田町白粟(大野市側が起点)。このうち白粟トンネルは613メートル。
今年度当初予算では同トンネルに対し、3カ年総額19億円の継続費を設定済み。年割額は19、20年度が各6億円、21年度が7億円。詳細設計については、帝国コンサルタントが担当。