海陽町は、将来にわたって水道事業の適切なインフラ更新と財務健全性を確保するため、簡易水道事業と会計統合する2020年度から「水道事業経営戦略」をスタートする。計画期間は29年度までの10年間。建設改良費(管渠敷設替と老朽管更新)は年間5000万円と試算しており、水源地の共有(連絡管接続)などを進める予定だ。
現在、道路改修や下水道工事に合わせて水道管を更新しているが、今後は耐震管も計画的に使用する予定。民間の資金やノウハウの活用(PFIやDBO)、施設・設備の廃止・統合(ダウンサイジング)、施設・設備の合理化(スペックダウン)、長寿命化等の投資の平準化(アセットマネジメント)・広域化(包括的民間委託や指定管理者制度の導入を含む)について検討する他、水道事業の広域化を県主導で引き続き検討する。
同戦略の方向性を示す策定業務は、ぎょうせい(松山市)が担当、18年3月に完了している。
提供:建通新聞社