大阪府住宅まちづくり部は、民間資金活用型ESCO事業(シェアードセイビングス契約)で、最優秀提案者を「大阪府咲洲庁舎」はアズビルグループ、「府営山田池公園外9件」は東芝エレベータグループに決めた。今後、詳細協議を経て正式契約する見通しだ。
アズビルグループは、同社とNTTファイナンスの2社で構成。同グループの提案は、冷温水ポンプ変流量制御、空調機節電運転制御、駐車場ファン最適運転制御、照明のLED化など。
省エネルギー率は21・8%、CO2削減率は22・1%。光熱水費削減額は年間6081万8487円。ESCO契約期間は15年。府の経費削減効果は、年間2323万0059円、15年間の全体経費削減総額は3億4845万0885円を見込む。
東芝エレベータグループは、同社とIBJL東芝リースで構成。同グループの提案は照明のLED化で、対象公園は▽山田池公園▽深北緑地▽寝屋川公園▽せんなん里海公園▽二色の浜公園▽箕面公園▽住吉公園▽住之江公園―。
省エネルギー率は22・4%で、CO2削減率は19・2%。光熱水費削減額は年間1049万2381円。ESCO契約期間は15年。府の経費削減効果は年間1万6381円、15年間の全体経費削減総額は24万5715円を見込む。
府が進めるESCO新アクションプランの計画期間は2015〜24年度の10年間。導入対象施設は82施設で、本年度の導入予定案件を含めると、19年度末で79施設が完了することになる。
提供:建通新聞社