トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2019/11/08

【滋賀】栗東市 消防団の第1分団詰所改築

 栗東市は、御園地先に設置されている「栗東市消防団第1分団詰所」について、隣接地の湖南広域消防局「中消防署出張所」と敷地を合わせ、両施設が入居する一体的な建物に改築を行う。20年度当初予算に21年度までの債務負担を含め事業費を措置し、まず先行解体工事を発注し詰所と車庫を解体、その後20年9月の議決承認を見据え本体と完了後解体を合わせた工事を一括で7〜8月にも発注を公告、契約・着工し新施設本体工事と完了後の中消防署解体工事、21年度半ばの全体完了まで進める。なお本体と完了後解体の一括工事は一般競争入札となる可能性も。
 湖南広域消防局が所管する湖南広域消防局中消防署出張所(御園1926)はRC造2階建、延約400平方bの建物と屋根付き車庫約140平方b。隣接地にある「栗東市消防団第1分団詰所」はS造平屋建、約60平方bで土地・建物は栗東市が所有する。一体的に改築し同じ施設に入ることで一層の連携強化による防災力向上を目指す。
 改築後の施設規模は現時点ではRC造2階建、延約1050平方b程。工事による休止は考えていないため既存施設以外の場所を新施設の建設場所にし、影響の少ない屋根付き車庫と施工中消防署出張所庁舎内での間借りが可能な消防団詰所は先行解体し、限られた敷地残地を新庁舎建設用地に有効活用する。
 後藤平建築設計事務所(栗東市)が19年度末完了をメドに進めている解体・基本・実施設計は、中消防署出張所部分も合わせ栗東市から発注し全体を設計。建設工事も栗東市から発注し占有面積等を基準に消防局・栗東市で事業費の応分負担割合を決める。順調にいけば20年度に全体の建設事業費を栗東市の当初予算にいったん措置、20年度早期の先行解体、夏〜秋にかけて本体および完了後解体の一括工事をそれぞれ発注したいとしている。

提供:滋賀産業新聞