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日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/07/26

【埼玉】総合治水などが元荒川末田須賀堰周辺で清掃活動

 県総合治水事務所(鳥屋部政和所長)は20日、さいたま市岩槻区末田の元荒川末田須賀堰周辺で、河川愛護月間の一環として清掃活動を開催した。参加者は計52人。堰を管理する水資源機構利根導水総合事業所見沼管理事務所をはじめ、さいたま市岩槻区役所、元荒川土地改良区、新方領用悪水路土地改良区、県春日部農林振興センターの職員らが参加。また地元自治会(新方須賀、末田、柳橋)の住民も集まり、約1時間かけて河川敷のゴミ拾いに汗を流した。
 作業開始に先立ち、鳥屋部所長は「元荒川の河川敷はキタミソウなどのめずらしい植物が自生し貴重な自然環境を有している。地元の方が愛着を持てる河川として、1996年から22回目を数えるこの活動を継続していきたい」とあいさつ。続いて登壇した沼尻岩槻区長は「熱中症に注意して作業してほしい」と危機管理を呼び掛けた。
 参加者は4グループに分かれ、落ちているペットボトルやレジ袋といったプラスチックごみ、空き缶などの不燃ごみを回収。作業後、堰周辺はごみのない河川敷を取り戻した。参加者の一人は「ごみのない河川敷になって気持がいい」と汗を拭きながら話していた。
 集められたごみの量はごみ袋20袋を超え山を築いた。そのほかタイヤなどの粗大ごみも回収した。