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日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/07/09

【埼玉】建災防春日部分会が第34回労働災害防止大会を開催

 建設業労働災害防止協会埼玉県支部春日部分会(吉川一郎分会長)は5日、春日部市民文化会館に会員など280人以上が集い、第34回労働災害防止大会を開催した。大会では労働災害防止に貢献した須合建設など5社を表彰。また安全対策の実効性を高めるため、同支部が取り組む「安全行動推進運動・埼玉」の実施要領を確認し、労働災害防止への思いを新たにした。
 開会に当たり吉川分会長は「県内では今年、すでに7人が労働災害で死亡しており、昨年に比べ増加傾向にあります」と懸念を表明。会員事業所をはじめ、建設従事者全員が危機感を共有し、労働災害の防止に努めなければならないと訴えた。
 その上で「今年も『安全推進運動・埼玉』に引き続き取り組んでまいります。皆さまには労働災害撲滅のため、本日の大会を契機として安全行動の推進に積極的に取り組んでいただくようお願いします」と協力を呼び掛けた。
 大会では表彰式も執り行われ、労働災害防止に貢献したとして▽須合建設▽石井工務所▽鈴木組▽小林建設▽松丸組――の5社が受賞。吉川分会長が各社の代表者に表彰状と記念品を手渡した。
 また来賓として、春日部労働基準監督署長・塩野七重氏や越谷県土整備事務所長・木ア秀夫氏、杉戸県土整備事務所長・長谷部進一氏らが出席。同分会の取り組みに期待を寄せた。
 大会の後半には、労働ジャーナリストの金子雅臣氏が登壇。「ハラスメント最新事情―なぜ起きる、どう対処する―」という演題で特別講演を行った。