全国各地で被害をもらした台風19号を踏まえ、県は7日「水防対策検討会」と「防災避難対策検討会」をそれぞれ立ち上げる。水防対策は想定を上回る雨量に対し、河川整備などの治水計画を再検討。防災避難対策では住民避難などソフト対策を中心に議論する。また、台風19号では「防災重点ため池」の決壊が相次いで報告されており、県内のため池についても議論を深める。平井伸治知事は31日の定例会見で、農研機構が開発した「ため池決壊予測システム」の活用を例に挙げた。その上で、平井知事はため池の浸水想定区域図の作成を年度内に前倒して完成させる考えを示した。
日刊建設工業新聞