薩摩川内市は、斧渕地区借上型市営住宅整備の事業者を募集する。民間事業者が市営住宅を建設したあと、市が20年間借上げて運営するもの。申請書は12月20日まで受け付ける。応募のあった事業計画について2020年1月から審査に入り、3月までに事業者を決定する方針だ。
参加資格は、法人の場合、国内に本店を置く企業で、県内に事業所または営業所を有すること。個人の場合、日本国籍で県内に居住し住所を有しているか、市が適当と認める者−などが対象となる。
建設地は、4月に開校した東郷学園義務教育学校のある東郷町斧渕地区。敷地は市が所有する敷地(若あゆこども園隣接地、約3000u)または建設に適した規模・形状の民間所有地。
計画戸数は、耐火構造の20戸(2DK・3DK)。住戸専用面積は2DKが45u以上、3DKが55u以上とし、2DKの割合は全体の3割程度を確保する。
このほか、店舗・福祉施設等との併用も可能。エレベーターや3点給湯設備などの市民ニーズに対応し、敷地内には住戸数分の駐車場・駐輪場も求める。
借上期間は、賃貸借契約の締結から20年間。整備にあたっては、予算の範囲内で共用部分(廊下、階段等)や共同施設整備費(通路、広場、緑地等)の3分の2を補助する。
業者決定後は、20年4月から実施設計を行い、10月にも工事着手。21年4月ごろ竣工し、7〜9月の賃貸借契約締結・入居開始を目指す。