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　西日本高速道路（ＮＥＸＣＯ西日本）は、10月期発注見通しを発表した。工事は新規２件を含む５件、業務は新規１件の計６件。隼人道路では４車線化に向け、野久美田トンネル工事をＩＣＴ活用で予定。対象延長はトンネルを含む約５.2kmで大型案件となる。また、桜島スマートＩＣ下り線ＥＴＣ設置は随意契約で発注を見込む。
　野久美田トンネル工事の場所は、霧島市〜姶良市までの延長約5.2kmが対象区間。切盛土量が約２万ｍ３、トンネル延長は約0.5km、ＰＣ上部工（400�u）や落橋防止対策一式も含む。工期は約33カ月で第４四半期に公告し2020年度第１四半期に着工する。
　隼人道路の延長は7.3km（隼人東ＩＣ〜加治木ＩＣ）で、東九州自動車道の一部として1992年３月に供用。
　主な構造物は隼人東ＩＣ側から隼人港橋（ＰＣ橋、約140ｍ）、清水川橋（ＰＣ橋＋ＲＣ橋、約500ｍ）、星原橋（ＰＣ橋、約30ｍ）、野久美田トンネルがあり、観音ケ宇都橋（ＰＣ橋、約110ｍ）だけ４車線化を完了済み。総事業費は２５０億円を見込む。
　九州自動車道では、桜島スマートＩＣ下り線ＥＴＣ設置は第３四半期に随意契約を結ぶ。上り線は３月末に供用済み。
　また、鹿児島高速道路事務所管内の舗装舗装（約3.5万�u）と防護柵改良（車線区分柵設置約11.5kmと防護柵改良約7.5km）、宮崎高速道路事務所管内橋梁補修は県内の一部が含まれる。なお、業務は隼人道路家屋事前調査業務が追加された。
　隼人道路に続く対面通行の暫定２車線区間の４車線化は、国土交通省が各指標から優先整備区間を決めた。東九州自動車道では、隼人東〜国分〜末吉財部（21km）、南九州西回り自動車道が伊集院〜美山（６km）の３区間（27km）が選定された。