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鹿児島建設新聞
2019/10/01

【鹿児島】曽於市桜ケ丘団地建替PFIプロポ/9社構成 渡辺組Gに決定 RC5階約2500u 契約金額は10.1億

 曽於市は、PFIで行う桜ケ丘団地建て替え事業の公募型プロポーザルで、渡辺組大隅本店を代表企業とする9社構成のグループを事業者に決定した。9月27日の市議会本会議で10億1750万円(税込み)の契約議案を可決。建物規模はRC造5階建2500u程度(1棟38戸)を想定し、2020年5月の着工を目指す。
 グループ9社は、地元企業を中心に構成。建築は代表企業の渡辺組大隅本店と川原田工務店、設計を村岡建築設計事務所が担当する。ほか、土木(造成・解体)をタイヘイと川原建設、電気設備は楠見電気と九州電通建設大隅営業所、給排水設備は川原設備と光信商会が担う。
 建て替えは、大隅町岩川にある既存団地(簡易耐火造平屋建て35棟130戸、1970〜78年度建設)の老朽化を受けて計画。約1万uの敷地に、RC造5階建約2500uの住宅1棟(38戸)を新築する。
 各階の戸別構成は、1〜4階に各8戸(1DK×3戸、2DK×4戸、3DK×1戸)、5階には6戸(1DK×2戸、2DK×4戸)を配置。各戸の床面積は1DK約35u、2DK約50u、3DK約60uを想定している。


■県内初BT方式
 着工は来年5月頃

 PFIは、建設後の運営・維持管理を含まないBT方式を採用。事業者が解体から設計、建設まで行い、市に引き渡す。公営住宅の整備では県内初、九州でも別府市の「亀川地区市営住宅集約建替事業(計画戸数239戸)」に続いて2例目という。
 事業は、既設住宅の解体設計から着手。解体工事は20年1月ごろから入る見通しで、並行して新築設計を進める。順調にいけば5月中に新築着工し、約11カ月かけて整備する。供用開始は21年4月を予定。
 プロポは今回決定した1グループから参加表明があり、企画提案書を提出。8月のプレゼンテーションを経て決定した。

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