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日刊建設タイムズ社
2019/10/30

【千葉】第4四半期に上部工/県海匝農業事務所/東総台地2期の6号橋/事業費に債務3億円

 県海匝農業事務所は、広域営農団地農道整備事業の東総台地2期地区で本年度、6号橋の上下部工を発注する。このうち、下部工は9月30日にその1とその2の2件を開札。上部工は来年1〜2月の公告を予定している。上部工の形式は3径間鋼桁橋。上部工の事業費として県の当初予算に限度額3億円の債務負担行為を設定している。下部工は橋台が逆T式、橋脚が張り出し式2基。6号橋の実施設計はエース(千葉営業所・千葉市中央区中央4―14―13)が担当した。
 6号橋は、銚子市新町地先で谷津田を横断する。橋梁の規模は橋長約110m、総幅員約8・7m。
 下部工は、その1をテクトが予定価格6595万円に対し6560万円、その2を遠藤建設が同8672万円に対し8600万円(いずれも消費税抜き)でそれぞれ落札した。その1は橋台、その2は橋脚。
 同地区は16年度に事業計画を変更。2期地区のうち未整備の約1・3q区間について、地方創生道整備推進交付金を活用し、2021年度までに総事業費16億3700万円を投入する。
 本年度は事業費7億8860万4000円(うち18年度からの繰り越し2億3305万4000円)を投入し、6号橋のほか、排水路工、道路工などを実施する。排水路工は9月27日に開札し、高岡建設が3886万9000円で落札。護岸工760mを施工する。道路工は11月1日にその6が開札となる。その6は道路舗装に伴う付帯工で、盛土工を実施。道路舗装は別途、その7として発注となる。
 東総台地地区の事業期間は1992〜2021年度。銚子市から旭市を通り東庄町に至る総延長1万1810m(うち農道事業施工区間1万620m、他事業区間1190m)、幅員7・5m(車道幅員6・0m)の道路を整備する。関係市町は銚子市、旭市、香取郡東庄町。受益面積は2590ha。総事業費は114億1600万円を見込む。
 事業の進捗は、03年8月1日に1期地区約3q、15年8月3日に、2期地区の県道銚子旭線猿田町地先から小長町の市道に通じる約0・8q、小長町から東庄町小南に通じる約2・8qの供用を開始。16年3月30日には、市道30297号線新町地先から県道銚子旭線猿田町地先までの約2・5qが供用。残る県道飯岡松岸停車場線新町地先から市道3029号線新町地先までの約1・3qについて、16年度に事業計画変更の手続きを行い、地方創生整備推進交付金事業として17年度から5か年で事業を実施することになった。
 同区間は、総事業費16億3700万円に対し昨年度までに5億1800万円を投入し、昨年度末の進捗率が31・6%となっている。k_times_comをフォローしましょう
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