東京都と23区、八王子市など10市は、10月17日に実施した2019年度の一斉公開建築パトロールの結果をまとめた。653棟の建築工事現場を点検したところ、建築確認を得ていない建物7棟や道路関係違反2棟など計11棟で14件の違反建築物を確認し、是正指導などを行った。確認表示を未掲示の現場も76棟あった。各特定行政庁では引き続き適正な工事の実施に向けた働き掛けを進めていく考えだ。
同パトロールは違反建築防止週間(今年は10月15〜21日)の一環として、都と23区10市が毎年実施している。2019年度は124人・45班体制で、それぞれの特定行政庁が所管する現場を確認した。
違反建築物は、23区内に無確認建築6件や道路関係違反1件など計8棟9件あった。都多摩建築指導事務所を含めた多摩地域では、無確認建築1件や道路関係違反1件、容積率違反1件、建ぺい率違反1件など計3棟5件だった。
確認表示が未掲示の現場は23区内で34棟、多摩地域で42棟あった。
提供:建通新聞社