曽於市は、本庁・支所機能再編計画(案)と庁舎等整備に対する市民アンケート結果をまとめた。本庁方式への移行や本庁増築、2支所建て替えについては全て賛成意見が反対を上回り、現在実施しているパブリックコメントの結果を踏まえて11月にも計画を策定する。先行して進める本庁は1800uの増築を想定しており、早ければ12月補正予算案に地質調査や設計の委託料を計上したい考えだ。
本庁舎は、大隅・財部の両支所に分散している教育委員会や農業委員会、福祉事務所の統合に向け現庁舎南側に増築する方針。建物はRC造2階または3階建ての約1800uを見込んでおり、不足する執務スペースを確保する。
2支所は、高齢者や障害者に配慮した平屋建てで計画。大隅文化会館周辺で移転新築を予定する大隅支所は、同じく建て替えを行う大隅中央公民館を併設する複合施設とし、規模はW造1600uを想定。また、財部支所は、現在の駐車場にRC造800uを新築する方針だ。
工事は、本庁増築を2020−21年度の2カ年で進め、2支所は22年度以降に予定している。なお、今回のアンケート結果は市のホームページで見ることができる。