湖西市は、稼働を休止している湖西市環境センター(吉美3294ノ47)の可燃ごみ焼却施設をPFI方式で改修するため、12月に実施方針を公表する。2020年1月に質問を受け付け、1月末から2月に回答する予定だ。
可燃ごみ焼却施設は環境センター敷地内南側に位置。炉形式は全連続燃焼式焼却炉(流動床式)、処理能力は1日当たり60d(2系列)、排水処理はクローズド方式。荏原製作所(東京都大田区)が設計・施工を担当した。
現在、PFIに関するアドバイザリー業務を日本環境衛生センター(川崎市川崎区)が21年3月10日納期で進めており、事業スケジュールや発注方式を決めた後、20年4月ごろに要求水準書を公表して改修工事の設計・施工者を公募する予定。設計・施工者は20年度に決め、設計と改修工事を順次進めて24年2月の再稼働を目指す。施設本体の劣化や損傷が少ないため、改修工事は焼却炉や配管、設備関係が中心となる見込み。
同市は、可燃ごみの焼却処理を24年1月まで浜松市に委託しているが、施設の改修・運営にかかる費用と浜松市への委託費の比較や災害時の廃棄物処理などを踏まえ、自前の施設を改修して再稼働することにした。
提供:建通新聞社
(2019/10/28)
建通新聞社 静岡支社