地方独立法人秋田県立病院機構は、循環器・脳脊髄センターの既存棟大規模修繕工事を12月17日の開札で公告した。既存棟は鉄骨鉄筋コンクリート造7階建て、延べ床面積17,257.9u。
既存棟の大規模修繕工事は、脳・循環器疾患の包括的な医療提供体制を構築するため、老朽化している空調配管、外壁などの工事を行い、療育環境を整備するもの。県立循環器・脳脊髄センターでは、今年の3月から旧脳血管研究センター(秋田市千秋久保田町6の10)と旧成人病医療センター(同6の17)を機能統合した新棟が稼働している。
具体的には外壁タイル落下防止工事、給水給湯排水管改修、空調配管・冷温水系配管・機械設備、空調自動制御設備、アスベスト除去、消火設備更新、病床機能転換などを実施。病床の機能転換では、3階でリハビリ機能の集約や諸室の再配置、4階で多床室の4床化や一般病床の減床(48床→38床)、5階で回復期リハビリ病床の増床(38床→48床)、共通で患者用浴室・トイレの改修を行う。
今回の工事は共同企業体に発注。代表者は建築(特定建設業許可)で、平成21年4月以降に鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造の病院で80床以上の新築または増築の元請施工実績が必要。
代表者以外の構成員には、いずれも平成21年4月以降に鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造の医療機関の新築または増築の施工実績が必要。総合評定値は建築が970点以上、電気が860点以上、管は850点以上となっている。
提供:秋田建設工業新聞社