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建通新聞社(中部)
2019/10/25

【愛知】名古屋市 2公園は20年度にも公募可能に

 名古屋市緑政土木局は、公園の民間活力導入に向けて、徳川園(東区)と矢場公園(中区)ついて、公募要項案の検討に着手する。本年度内に公募要項案を取りまとめる方針だ。
 徳川園は、面積4・53fの地区公園。庭園に指定管理制度を導入し、飲食店や駐車場、売店に管理許可を設定している。本年度は飲食店を含めた目指す公園像と取り組み方針を決めた上で、管理運営の事業スキームを検討する。事業スキームは、指定管理者制度またはPark−PFIを想定する。
 矢場公園は、面積0・59fの街区公園。1996年にナディアパークができた際に、公園も大規模改修を実施しているが、民間活力導入に当たっては、公園のリニューアル改修が必要とみている。同公園は、中央部に広場(約1400平方b)があり、各種イベントを実施している(2018年度の行為許可受付件数は、イベント17件、撮影6件)。再整備基本計画を決めた上で、整備・管理運営の事業スキームを検討し、市が改修する範囲と事業者が整備する範囲を決める考え。事業スキームには、Park−PFIを想定して準備を進める。
 徳川園は、21年度末までの指定管理者が決まっている。次期事業者が収益的施設の設計・整備を行う期間を考慮すると、20年度に事業者募集を開始するスケジュールも可能だ。矢場公園は、指定管理制度を導入していないため、事業者を公募するに当たってスケジュール的な支障はない。

提供:建通新聞社