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北陸工業新聞社
2019/10/23

【富山】収益改善傾向も景気は悪化/第2四半期建設業景況調査/東日本保証富山/来期、受注減少の見通し 

 東日本建設業保証富山支店は21日までに、19年度第2回「建設業景況調査」の結果をまとめた。
 同調査は四半期ごとに集計しているもので、調査企業は新川、富山、高岡、砺波の各地区から業種や完工高、資本金のバランスを踏まえ抽出。項目ごとに7月から9月の今期(第2四半期)実績、10月から12月の来期見通しを算出した。回答は64社。
 今期は、収益の改善傾向が見られたものの、資金繰りが悪化傾向に転じるなど、景気は良い傾向が弱まった。また、来期は受注総額の減少傾向が強まるなど、景気は悪化傾向に転じるもよう。
 項目別の数値を見ると、「業況等」の地元建設業界の景気は今期、良い傾向が弱まった。来期はさらに悪化し、悪い傾向に転じる見通しだ。
 今期の「受注総額」は、減少傾向が続いている。前期と比べ、官公庁および民間工事ともに減少傾向がやや弱まった。来期の受注総額は、減少傾向が相当強まるもようで、官・民ともに減少傾向が強まる見込み。
 「資金繰り」は、容易な傾向から厳しい傾向に転じた。来期は、厳しい傾向がさらに強まる方向。
 今期の「金融」については、銀行等貸出傾向で容易な傾向が続いており、短期借入金、短期借入金利ともに大きな変動は見られなかった。貸出傾向は、来期も概ね同様の傾向が続く見通しだが、短期借入金は増加傾向に転じ、短期借入金利は下降傾向が若干弱まる見通しだ。
 「資材」関連は今期、資材の調達で困難な傾向が続いており、資材価格は上昇傾向がやや弱まった。来期は、資材の調達で困難な傾向が少し強まり、資材価格も上昇傾向が強まるもよう。
 今期の「労務」は、建設労働者の確保で困難な傾向が続き、賃金も上昇傾向が続いている。来期も概ね同様の基調が続く見込みだが、賃金は上昇傾向が弱まる方向。
 また、今期の「収益」は、減少傾向がかなり弱まったものの、減少傾向が続いている。減少の理由では、『完成工事高の減少』が最多で、『人件費の上昇』が続いた。来期は今期と同様、減少傾向が続く見通しだ。
 今期の経営上の問題点は『人手不足』が依然トップ。以下、『従業員の高齢化』、『受注の減少』、『下請の確保難』、『競争激化』の順。

hokuriku