日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/06/28
【埼玉】埼玉県消防設備協会が定時総会
埼玉県消防設備協会(梅澤將明会長)の第7回定時総会が25日、ロイヤルパインズホテル浦和で開かれ、2019年度事業計画案など全議案を承認した。事業計画に新規で消防用設備など点検報告率向上に関わる支援事業の試行を盛り込むなど、適正な点検の実施と点検業務の信頼性確保を重点に各種事業を展開する方針。
梅澤会長は一般社団法人に移行してからの活動について「点検実施者の高い責任感やモラルにより誠実な点検整備を行い、県民の皆さまから信頼を獲得することを目標に取り組んできました」とあいさつ。その成果として消防用設備などの点検済票の交付枚数が4年連続で100万枚を超え、順調に推移していることを報告した。
議事では18年度事業報告、収支決算および監査報告、19年度入会金・会費、事業計画案、収支予算案、理事の異動に伴う後任理事の選任について審議し、全会一致で原案どおり可決した。
このうち理事の選任では能美防災竃k関東支社長で副会長の田中利明氏の異動により、後任の岩崎浩幸氏が副会長に就いた。
また事業計画によると、新規事業で県内の5消防本部(局)と連携して消防用設備などの点検報告率向上を促進する。支援物として通信用切手、点検報告制度および点検済表示制度の啓発用リーフレットを局に提供。局は通信切手を活用して、点検未報告や点検未実施の関係者に送付し是正指導を行う。
引き続き会長表彰として、消防用設備などの保守点検業務の適正化に功績のあった個人3人と優良事業所2社、点検済表示制度に関わる功績者4人をたたえるとともに、理事を辞任した田中副会長に感謝状が贈られた。
閉会にあたっては県危機管理防災部の鶴見恒消防防災課長が協会の役割と日ごろの活動をたたえる祝辞を述べた。
総会終了後は新藤純治県消防長会会長、元参議院議員で協会顧問の関根則之氏など来賓多数を招き懇親会を開催。情報交換の場として和やかに親睦を図った。
会長表彰受賞者は次のとおり。(敬称略)
《消防用設備などの保守点検業務の適正化の推進についての功績》
〈個人表彰〉
▽`島一策(`島電機梶j▽駒崎功(葛崎商会)▽山岸康範(旭ダイヤモンド産業梶j
〈優良事業所表彰〉
▽ホーチキ竃k関東支社▽関東防災設備
《点検済表示制度に関わる功績(従業員表彰)》
▽岩田悟(大室防災梶j▽飯高英徳(藤岡防災設備梶j▽飯山克治(関東防災設備梶j▽奥山好勝(坂戸防災梶j