静岡市は、用宗高架橋上り線補修を予定しており、予算化されれば2020年度から2カ年で施工する。
駿河区用宗の国道150号に架かる高架橋。1977年に建設、クラックなどの劣化が認められ、定期点検の結果、「V判定」となった。
全長447bのうち、東海道新幹線とJR東海道線をまたぐ237bはJR東海コンサルタンツ(名古屋市中村区)、一般部210bは昭和設計(静岡市葵区)が調査設計を担当している。桁や橋脚だけでなく、落橋防止装置や支承連結装置、舗装なども含めて補修範囲を検討し、補修工法などを模索していく。
桁構造は、跨線部が8経間連続非合成鈑桁、一部PCプレテン桁の上路橋、一般部は9経管連続PCプレテン桁。橋脚は、鉄筋コンクリートT型構造、橋脚高は高い所で16b。道路幅は、車道7b、歩道は型側のみ2b、全幅約9b。
鉄道跨線橋のため、早期の対応を目指していく。一般部は市発注となるが、跨線橋部は未定。調査結果を踏まえ、JR東海と協議を進めることにしている。
下り線は建設年度が新しいため、現時点で補修の予定はないもよう。
提供:建通新聞社
(2019/10/18)
建通新聞社 静岡支社