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建通新聞社(東京)
2019/10/18

【東京】都 村山特支改築基本設計、INAに

 東京都財務局は「都立村山特別支援学校(31)改築工事基本設計」業務をINA新建築研究所(文京区)に委託する。プロポーザル方式で特定し、10月17日の見積もり合わせで同社の提示した1億0699万7000円(税込み)で契約することを決めた。老朽化した既存校舎などを全て取り壊し、その跡地に延べ床面積約1万9000平方bの校舎棟を新築する。2021年1月29日の納期で基本設計をまとめ、引き続き実施設計に移行。22年度に既存建物の解体工事、23年度に改築工事に着手する考えだ。
 肢体不自由の小学部・中学部・高等部で構成する村山特別支援学校(武蔵村山市学園4ノ8、敷地面積1万1396平方b)には、既存の建物として校舎棟・南棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ2913平方b)と校舎棟・北棟(同造3階建て延べ3682平方b)、体育館(鉄骨造平屋512平方b)がある。いずれも老朽化し狭いため、別地に仮設校舎を設置して機能を移転した後に取り壊し、その跡地に新たな校舎を建設する。
 新校舎の規模は、体育館など体育関係諸室やプールを含め延べ床面積1万9028平方bを想定している。敷地の条件(用途地域は第1種住居専用で建ぺい率60%、容積率200%)や法令上の規制を踏まえ、最適な施設配置や規模、工程などを検討し、基本設計に落とし込む。
 今後、並行して敷地測量や地盤調査も進める。19〜20年度に基本設計、20〜22年度に実施設計をそれぞれまとめ、22〜23年度に既存建物を解体。23〜25年度の3カ年で改築工事を実施する。

提供:建通新聞社