大阪市は、淀川左岸線2期事業の本体設計について、最終区間となる阪急電鉄から東側のトンネル設計に着手する。市は委託先を決めるため一般競争入札を実施し、落札者をエイト日本技術開発(大阪市淀川区)に決めた。落札金額は3億3333万3000円だった。
2期事業の区間は、大阪市此花区高見1丁目〜北区豊崎6丁目の全体延長約4・3`。淀川堤防と一体型の本体地下構造4車線、幅員22bとなる。全区間本体は開削トンネルで施工する。道路上面は歩行者専用道路や緑地を整備し、環境や景観に配慮する。
今回の設計業務の対象区間は、昨年度実施区間に続く、阪急電鉄〜終点の延長約1300b。納期は2020年12月25日。工事の着手時期は未定だが、早くても20年度後半になる見込み。
今回の委託分で、市は3期に分けた同線のトンネル本体設計を完了する。本体設計については、3期全てをエイト日本技術開発が担当することになる。
大阪市工事については、第1期分(国道2号〜JR神戸線の延長約800b区間)を鴻池・あおみ・久本JVが担当。第2期分(JR神戸線〜国道176号の延長1300bのうち延長682b)は、11月20日に開札する(参加申請期間は終了)。残りの区間の分け方や発注時期については現在のところ未定としている。
提供:建通新聞社