徳島市水道局は、市水道局庁舎整備基本計画に伴い「現本庁舎」を解体撤去するため、17日に解体設計業務を指名競争入札する。契約後は2020年3月25日までの期間で業務を進め、20年度の解体に備えていく計画だ。
現本庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造4階建てPH付き延べ2815平方b。業務では本庁舎の他、庁舎南の敷地東端に位置する旧浴場(72平方b)と旧宿舎(36平方b)も対象に解体設計を行う。
事業は耐震性能を満たしていないことなどから局は現本庁舎を解体し、跡地991・72平方bに新庁舎を建設するもの。20年4月からは上下水道部門の統合が図られるため、下水道部門を合わせた組織・庁舎となる予定。
順調なら本年度末には内部機能を市有施設などへ分散移転し、20年度に解体、更地にする。移転先は市役所や市中央公民館など4施設で仮設庁舎は設けない方針。移転後は新庁舎の建設が完了するまで移転先でそのまま執務を続ける予定。
一方、新庁舎の建設については、庁舎の必要規模は4000平方b程度とし、20年度から基本・実施設計着手。21年度に新庁舎に着工し、23年度の供用を目指す考え。今のところ従来方式(設計と施工をそれぞれ発注する)による事業手法が見込まれている。
概算事業費(税別)は建設工事費19億3000万円を含む22億3000万円。基本計画の策定は梓設計関西支社(大阪市北区)が担当。
提供:建通新聞社