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　東日本建設業保証は９月末に「地域の守り手」アンケート調査結果「定着率向上・事業承継」取組事例集を刊行した。１月に実施したアンケート調査（回答１万５３７１社）のうち「従業員の定着率向上のための工夫」と「事業承継の課題や必要と感じる支援策」の自由記述欄に記入された意見、事例などを取りまとめた内容。同社では「地域建設業に関わる皆さまにご活用いただきたい」としている。
　例えば従業員の定着率向上の事例では「休暇取得促進」（１０８０件）が最も多く、次いで「コミュニケーションの充実」（１０４３件）となっている。
　休暇取得促進では「子どもの行事を優先し、有給を取得するようにしている」（富山県・土木）、「私生活優先で休みをとらせる（個々の家庭状況を把握し理解すること）。仕事は辛いのが当たり前なので、職場を明るくすること」（栃木県・建築）などの事例がある。