倉敷市は4日、公募型プロポーザルで募集していた「真備町川辺地区災害公営住宅等整備事業」の最優秀者に目黒建設(倉敷市)が代表企業のグループを特定した。設計・監理企業はGEN設計(岡山市北区)、建設企業・第2構成員は榊原建設(倉敷市)。10月中に事業仮契約を、12月定例市議会の承認時に事業契約を締結する。
公募型プロポーザルには4グループが参加し、設計・施工を一体とするデザインビルド方式による提案を行った。最優秀者のグループは、敷地条件や北側の農地などの周辺環境に考慮しバランスの取れた配置計画、障がい者などに配慮した配置・平面計画、要求工期から1カ月以上の工期短縮、市内企業を最優先に資材・物資を調達することで地元経済に貢献することなどが評価された。災害公営住宅については最低要求戸数39戸を上回る40戸の提案も他のグループを上回った。
市営住宅の規模は鉄筋コンクリート造2階建てで、住戸専用面積の合計は840平方b以上。住戸のタイプと戸数は、1DKが10戸、2DKが4戸、3DKが4戸。
災害公営住宅は鉄筋コンクリート造3階建てで、住戸専用面積の合計は1920平方b以上。住戸のタイプと戸数は、1DKが要求戸数より1戸増えて10戸、2DKが24戸、3DKが4戸、障害者対応2DKを2戸。建設地は真備町川辺57の敷地4650平方b。
今後のスケジュールは、事業契約締結後、2020年4月ごろまでに設計などを終え、同年5月から既存住宅の解体撤去と住宅整備を行う。要求工期から前倒しした21年2月15日ごろまでの完成を目指す。
「提供:建通新聞社」