日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/07/11
【埼玉】関東整備局が新技術マッチングイベント
関東地方整備局は9日、現場で解決したい課題(ニーズ)と、解決できる新たな技術(シーズ)のマッチングイベントをさいたま新都心で開催した。ニーズ7件に対して8シーズの応募があり、出先事務所の担当者がニーズを説明した上でシーズ開発者が解決手法や内容に関してのプレゼンテーションを行った。
冒頭、石原康弘局長は「職員のほうも新しい技術を使うことに億劫(おっくう)になっていた面もあるが、新しい技術を肌で感じて自分たちの仕事にどのように生かしていくか。技術の評価をさせていただき、次のステップに進めるものは市場に出回るような技術に育てていきたい」と述べた。
堤防の変状を容易に把握する技術、ダムに堆積した土砂の省スペースで簡易な脱水施設、洪水時の河床高の変動を計測する装置といったニーズに対して▽アジア航測▽朝日航洋▽中外テクノス▽日本農林資源開発▽川田テクノシステム▽拓和――の各社がシーズを説明を行った。
マッチングが決まれば8月ごろをめどに順次、現場試行を行う。また2019年度第2回マッチングを秋ごろに実施する予定。